家庭教師は学校の代わりになる?
さて、今回のテーマは「家庭教師は学校の代わりになる?」ですが、
結論から言えば、現時点ではまだ家庭教師は学校の代わりにはならないと思います。
以下でその理由を述べたいと思います。
学校と言うのは勉強を学ぶ場所であると同時に、集団生活を学ぶ場所でもあります。
授業中は大声を出して歩き回ったりしない、人に迷惑をかけるような行動はしない、
他人と協力して物事を進める……
こうしたことは、家庭教師からは決して学べないと思います。
一方、家庭教師はあくまでも勉強を教えることが業務の中心です。
中には個人的な悩みに答えてくれる教師もいるでしょうが、
いくらその家庭教師が優れた手腕の持ち主だったとしても、そこから集団生活を学ぶ
ことはできません。
家庭教師は1対1で行われるものだからです。
「こんな考えは古い」と言われる時代が来るかも知れない!
しかし、最近は家庭教師の派遣会社も多岐にわたるサービスを提供するようになり、
一概に「家庭教師では集団生活を学べない」と言うこともできなくなってきました。
例えば、家庭教師のトライは現在、トライ式高等学院という学校を経営しています。
トライ式高等学院は、家庭教師のトライから生まれた通信制高校のサポート校です。
校舎へ行かなくても自分の家で指導が受けられるのが特徴です。
継続的な指導を受けることにより、高校卒業だけでなく、その後希望する進路に進め
るようになるまで、学力をアップさせることができます。
家庭教師なのにキャンパスライフが楽しめる!
この学校は基本的には通信制ですが、キャンパスの教室に通って、同級生と一緒に勉強・交流することもできます。
従来の家庭教師サービスではこうした生徒同士の横の結びつきは乏しかったのですが、トライ式高等学院なら、同じ悩みを抱えている同級生とも出会うことができます。
行われるイベントはバーベキュー大会、遠足、クラブ活動、ゼミ活動など。
生徒間同士の交流が持てるようになるので、自然と集団生活での身の振り方が身につ
けられるようになります。
これは従来の家庭教師サービスでは考えられなかったことです。
このようなサービスがもっと増えてくれば「家庭教師は学校の代わりにはならない。
なぜなら、集団生活を学ぶことができないからだ」と言う考え方は、過去の遺物とな
るのかもしれません。
しかしなんにせよ、現時点ではやはり家庭教師は学校の代わりにはならないといえるでしょう。
家庭教師はあくまでも勉強のサポートをする場所であり、それ以上の役割を求めてはいけないのかなとも思います。
あまり家庭教師を偏重するよりも、家庭教師と学校をバランスよく使っていったほうがいいのではないかと思います。
家庭教師をうまくつかって、ガンガン成績を伸ばして言ってください。